7月
08
本手描友禅うちかけ 梅奉鶴寿 ばいほうかくじゅ のご紹介
銘:梅奉鶴寿
パール砂子と金砂子でぼかされた地色の中に
群青色と大胆な黄金の流水模様が凛とした表情を見せ
まるで尾形光琳の一幅の絵画のような格調ある一枚です。
群青色の濃淡と品の良い金彩工芸で春の霞が表現され
その上に古代から伝わる日本の色で描かれた梅の花からは
馥郁(ふくいく)とした香りが伝わるようです。
また、生涯添い遂げるといわれる鶴が
白パール墨絵と上品な金ぼかしで効果的に描かれています。
格調高く凛としたうちかけ姿を望まれる花嫁様にお薦めしたい一枚です。
岩原